2020/05/01 15:19

高1のクリスマスイブ。

菓子を作り届ける仕事をしたい。と思った。

それから約1年半後。

高校3年生になった。

進路指導、もちろんお菓子の専門学校に行く!

と、担任に話すも、教育指導の先生に言うも、


大っ反対!!


「絶対、大学に行くほうが今の時代、一番いい!!」と何度も何度も説得され。

その当時の私はやたらと数学が得意で。(実はめっちゃ理系なんです)

「絶対大学。絶対工学部!!」と何度も何度も先生に追いかけられまくり。(うそやん、って思うけどこれ本当(笑)一緒の高校やった夫に聞いて欲しいくらい。今思い出すと笑っちゃうけれど。)

「専門学校は後からでも行ける。飲食業界は厳しい。大学出てたら人生安心だ!」と押されまくり。先生たちは私の為に言ってくれているのかぁ。となり。

その当時18歳の私は確かに大学出てからでも遅くないのかなぁ。

それでもやりたかったらお菓子の道に進んでる人もいるし。。

父も大学行った方が仕事継げるし喜ぶもんなぁ。(父は建築家なんです)

と。

弱っよわ!の意思がまた芽を出して。


高校3年の夏、大学の道を歩むことにしました。

受験するにしては遅いよね。

それまで本当に製菓学校に通うつもりで製菓学校のオープンキャンパスに行ってたしね。

あの頃はまだまだ意思がめちゃめちゃ弱い、私やったのです。

そこからは、急に受験一色になっちゃって。

大学に行く!って決めてからはあんまり記憶にない。(笑)


ただ、2つ。覚えている事があって。


●大学に行くからには封印!!と

全ての菓子の資料をクローゼットの奥の、おくーーーの方にしまい込んだ事。その時のぼろぼろと出てしまった涙と、とても切ない気持ち。(今は泣くなよ、ほんま。好きなとこ行けよ!ってめっちゃ説教してやりたい。)

それと大学行きが決まってから

●姉のような存在だった、化学の先生の一言。

「他の先生方は大学に行く事があんたの為やと思っているけれど、、私はあんたが本当に行きたい!と思った方に行くのが良いと思う。」


。。。。。


約14年前の出来事。

●18歳になり。大人になる事が怖く、安定(ぽいもの)を取った自分。

●けれどその判断に悔しい自分。

●私をそのまま見てくれ言葉を送ってくれた先生。

それでも安定(ぽいもの)に天秤が反応し

甘々な気持ちで大学を選び(めっちゃ腹立つよね)

大学に入学することになりました。

私の隣では。

どれだけ先生に大学に行けと説得されても自分の意思を折らずに

製菓学校に行った彼氏がいました。(現在、夫です(笑)

画像1

大学1年生。

家の製図だけではなく椅子やウェブデザイン等が含まれた

工学部の空間デザイン学科という学科で勉強をしていました。

華の大学ライフとは程遠く。ほぼ遊べない。

周りの友人は高校から工学部があったような子ばかりで。

知識、理解力で全然レベルの差が違う。

毎週毎週、出される課題の多さに毎日が奪われてく。

徹夜で理解し作業の日々。。

ついていくのにやっとでした。

バイトは週1回の家庭教師がやっと。

それでも初めての製図は楽しく。

周りの友人も何だか品の良い良い子だらけ。

知らないことだらけに夢中になり1年が過ぎていきました。

1年生の最後の方には出された家の製図課題が評価され

学科のみんなの前でプレゼンさせて頂いたことも自信に繋がっていました。

このまま建築関係の仕事をするのかなぁ。とぼやっ。と思いながら。

お菓子のことはほとんど忘れかけていたように思います。

横で菓子屋になる夢に没頭だった彼氏(夫)を見ながら。切なさと、でもよくわからない諦めをもち、過ごしていた大学1年生でした。

ただ、ただ自分が甘々ちゃんなだけやったのにね。(カツをいれてやりたいね。)


でも。

大学2年の春。

運命的な出会いがあるのです。

それは長くなるのでまた明日。




今日は甘ちゃんな私の過去にちょっとイライラする内容でごめんさない。

でもこれも本当のたどってきた足跡。


読んでくれてありがとう!

焼き菓子屋 そぼくな。