2020/01/15 09:43


て。

ブログのタイトルに偉そうに書いたけど

約1年、1ヶ月前。

焼き菓子屋そぼくな。をオープンした時は

店舗が欲しくて欲しくてたまらなかった。


それは

私はもともと接客が好きで。

菓子を表現することと同じくらいに好きで。

お客さんの人生の一コマに

焼き菓子屋そぼくな。の菓子が関わることができることを目の前で感じることができるから。


けれど

その想いは

今は店舗はなくても実現できる、と思っている。

更に

店舗をもつ以上にそぼくな。の想いに沿って行くことが出来ていると感じている。


それは

そぼくな。を続けるうちに

お客さんと

一人ひとりとのやりとりが増えていき、、

何度もリピートしてくれる方も増え

けれど

おひとり、おひとりにストーリーがあって

ネットを通しても暖かさをつたいながら会話が出来ることを知ったから。

ネットでも温度はある。と私はこの一年やってみて、確信しました。


また、

店頭販売を設けてしまうと

一人で店をやりたい気持ちがあるので

そうなると来ないかもしれないお客さんを待つ時間が出てくる。

そんな誰宛に?

焼けばいいかわからない、菓子を焼く。

という行為には

どうしても心を吹き込むことが出来ず、、

菓子の表情や味のリズムが例えレシピが確立してあろうとブレてくるな、と感じたのです。


そぼくな。のネット販売は

メールでやりとりした後で

お菓子を焼き、

会ったことはなくても

その人のメールに記される〝言葉の温度〟で

その人を感じ、菓子を焼くと、

やっぱりその人に向けた、

いい表情の菓子を焼くことが出来るから。


そして、もう一つ、

そぼくな。が考える店舗を持つ

デメリットは

菓子と向き合ってる時間にお客さんが来店される可能性がある。(一人で店を回したいからね)

そうなると

その菓子にも100%向き合えないし

今の目の前に来られたお客さんにも100%向き合えない。

それは

そぼくな店主の性格上、どうしても出来なくて。

(なぜ一人でやりたいか、はまた書きますね。)




そんな理由から

そぼくな。のお店は厨房のみの主にネット販売になります。


予約のみ店頭受け取りも出来ます。

でも、必ず予約。


100%菓子と向き合う時間。

100%目の前のお客さんと向き合う時間。


どちらも自分で、やりたい。

そう思ったら

この形がベストだなぁ、とやってみて感じました。




そして。


これはまた店をやりながら感じた事なのですが、店舗を持ってしまうと、

お金もたくさんかかり、

お客さんや菓子と向き合う以外の時間もたくさんかかり、

また、その地域に居続けなくてはいけない可能性、

それから他の事にチャレンジする時間が取れない可能性が大きくなるなぁ、、と。


前回の記事にも書いたように、

今回、

春に望んではいない引っ越しがあり。

けれども

実際に新しい環境を見つけなくてはいけない事となると

店舗でなくて良かったと思いました。

それは

短い人生、また新たな環境に身を置いて

価値観を広げられるチャンスが手に入ったこと、

またそのおかげできっとそぼくな。に新しい表現が加わる。


それはきっと、そぼくな。を応援してくれるお客さんに新しい価値や元気や勇気、暖かさを更に提供出来る、と信じている。

それから

場所が変わってもそぼくな。を応援してくれる方は全国にいることはとてもとても心強いです。



ずーっとその場に居続けることが

店の価値だと以前は思っていました。


けれど

今は場所が変化していき

価値観も広げていき

店舗自身が変化していく、そんな店もあっても良いかも?!と

また面白い事を

引っ越しても、

しばらく厨房のあてもなくても

前向いて提供していきたいと思います^^!

(レンタルの厨房、シェアカーのような形に最初はなりそうです。)


ではでは!

今日は店舗を持たないその思考、と

今後の思想をちょろりと、書いてみました^^!


読んでくれてありがとう!

今週末には新しい今年1発目の季節のタルトがお披露目予定なので

楽しみにしていて下さいね^^!


3月末までとりあえずは

この厨房で全力でやりきります!!


焼き菓子屋そぼくな。