2019/12/09 12:46

少しずつ
食べたい分だけ
切り分けて。

1年、様々なことが起こり
感情が起こり。
けれど
この1年でしか
どれもこれも味わえなかったことで。
また
成長させて頂いたな、と1年をしみじみ振替り
来年はどんな1年にしようか。
いったい、どんな事が起こるのか?
どう進んでいこうか?
と
思いにふけり。
少し不安とワクワクを兼ね備えながら。
そんな
思いとともに
しみじみと
年末に食べて
来年の、これからの、人生の糧にして欲しい。
そんな
そぼくな。のシュトーレン。

洗練されてもいないし
茶色のゴツゴツ。
様々な、個性。
一見近づき難い異様な人のよう。
又は
一つの人生の様。

けれど
中身には
様々な個性、ひとつ、ひとつ、が
キラリとそれぞれ
輝いていて。
キラン と
光る一番星のような心踊る個性達。
【どんな出来事も人生において無駄なことはない。】
そんな風に
素材達それぞれが
それぞれにしか出せない物語で輝き。
けれどその物語を繋いで生きながら
ひとつのシュトーレン、という人生を
この1年の締めくくりに
そぼくな。として表現してみました。
おこがましいですが
食べ手頂ける方への
人生の糧や
エールになるような菓子を届けたい。
どのお菓子もそんな想いで焼かせて頂いてますが
シュトーレンはさらにそんな想いを強く反映してみました。
様々な出来事を素材に例え
ひとつの美味しい形(輝かしい人生)を
シュトーレンで。
暮らす、
住む。
食べる
の
ただの消費行動やったらもったいないよ
せっかく人間に生まれたのだもの
そこに
情熱や夢を沿えた
心や人生に
ぱっと灯りを灯すような
生き方をしたいし
菓子を焼き届けたいし
人生って
そうありたい。
★★★
4月に引っ越しが決まりました。
前々からチラッとこちらの部ブログやnoteには書いておりましたが
先週にほぼ確定しました。
同じ徳島県ですが市から町へと
さらに山々に囲まれた場所へと移住します。
引っ越したい!と決めていたわけでは無く
様々なことが重なりいろんなご縁が絡み合い、引っ越すこととなりました。
1年前はまだ大阪から引っ越してきて1年も経っていなかった時で
まさかその1年後に引っ越すなんて思いもしなかったのです。
それが1年後また住む場所を変え
また今とは違う一日、一日を彩ろうとしている。
2年前には大阪梅田のど真ん中に住み、まさか2年後真反対の田舎町に住もうなんて予想もしていませんでした。
だから、
思うのです。
最終的な決断は自分で考え決めたことでも
【今】というこの1日や場所、仕事は
これから一生来ないと。
だから
1日1日、今出来る事全てを爆発させ出し切り
今目の前のお客さんに向き合い
今、出せる最高!のそぼくな。の菓子を届けたい。と。
そう、引っ越ししたら今の厨房はなくなります。
レンタルで1日何時間、とかで厨房を借りれる施設が引っ越し先の近くにあるそうなので、
【焼き菓子屋 そぼくな。】は続けるつもりですが
なんせレンタルなので
材料をその日その日に運んだり
シュトーレンのように日をまたぎ寝かせる生地なんかは多分出来ない状況です。
だからこそ
その場に合った新しいそぼくな。の菓子が誕生する可能性はありますが
今のように厨房に朝から晩まで入り浸り、
好き勝手、名一杯はできないとは感じております。
なので、
今、そして残り3か月半出し切りたいと思っています。
一度辞めたり休んでいた菓子が今になってまた復活しているのもそれが理由です。
3か月半これからまだ出していない、
頭の中にある菓子達や想いを出しきります。
いつも、今が挑戦の時だ!と思って出し切ります。
そしたらまたその出しきった後にご縁が湧いてくると思うから。
そしたらまたその時の今、の表現で出し切ります^^!
楽しみにしていて下さいね。
徳島に来て1年半、
その中で焼き菓子屋そぼくな。を開業し
予想しないことがたくさん起こり
住む、という価値観も
生活感もガラリと変わりました。
様々なことが起こり
心がえぐられるように辛い時もあったのも事実です。
けれど
生きる。という事を
そぼくな。で表現することができ
また温かいお客さんに恵まれ
本当にお客さんのおかげで成長させて頂いてきました。
だからこそ
今は今しかないと思うし
今の一瞬一瞬に向き合い表現し届けたい、
そんな生き方を忘れずに暮らして生きたい。と強く感じます。
永遠なんてないのです。
人は死ぬのです。
だからこそ
たくさん挑戦し
予想しない出来ない事も楽しみ
そぼくな。をこれからもやっていきたいと思っております^^!
少し話が長くなりごめんなさい。
長い文を読んでいただいありがとう!
焼き菓子屋 そぼくな。